第1章 ディスペンセイション主義-助けか、異端か-
第2章 ディスペンセイション主義とは何か
第3章 どのようなディスペンセイションがあるか
第4章 ディスペンセイション主義の起源
第5章 ディスペンセイション主義の聖書解釈
第6章 ディスペンセイション主義における救い
第7章 ディスペンセイション主義における教会
第8章 ディスペンセイション主義の終末論
第9章 契約神学
第10章 ウルトラ・ディスペンセイション主義
第11章 お願い
訳者によるあとがき
参考文献
アメリカの聖書学者であり神学者。ペンシルベニア州にあるハヴァフォード大学で文学士の学位を取得後、ダラス神学校より神学修士、神学博士、スコットランドのエジンバラ大学より哲学博士の学位を受けた。フィラデルフィア聖書大学の学長、ダラス神学校の組織神学部長として長らく教鞭を執った。ライリー・スタディ・バイブル(その注解は「チェーン式聖書」でも参考にされている)は200万部以上の売り上げがある。邦訳は、「概説 新約聖書神学」(島田福安訳 聖書図書刊行会)、「バランスの取れた信仰生活」(大滝信也訳 聖書図書刊行会)、「何でも使ってできる児童説教」(松代幸太郎訳 いのちのことば社)、「ベーシック セオロジー」(前田大度訳 エマオ出版)がある。
ディスペンセイション主義は、クリスチャン世界において熱い議論を引き起こしてきました。神学者として名高いチャールズ・ライリー博士は、この重要な問題について、古典的ディスペンセイション主義の立場から論じています。博士は、契約神学や歴史的千年期前再臨主義、ウルトラ・ディスペンセイション主義、それに加えてこの改訂版では、信奉者を増やしつつあるプログレッシブ・ディスペンセイション主義に反芻しています。ベストセラーとなった「Dispensationalism Today」の出版から30年以上経ち、ライリー博士はこの複雑な主題をさらに解りやすくするため、本書を全世界に向けて執筆しました。この改訂増補版は、読者の蔵書にあって、必ずや貴重な参考資料となることでしょう。