ユダヤ人のメシアであるイエスを信じた者たちに聖霊が下り、初代教会が誕生した。ペテロはユダヤ人に、次にサマリヤ人に、そして最後は異邦人に、天の御国の門を開いた。それから先は、異邦人への使徒としての召命を受けたパウロを軸として回り始める。パウロは「神を恐れる異邦人」のために、三次にわたる伝道旅行を敢行する――。「聖書」を巡る長い旅も、ついに完結へ!
本書は2005年11月、文芸社から発行された単行本『日本人に贈る聖書ものがたり 諸国民の巻』を文庫化、さらにハーベスト・タイム・ミニストリーズがオンデマンド出版したものです。
なお文庫化にあたり『諸国民の巻(上)』『諸国民の巻(下)』に二分冊しました。